2021年6月19日土曜日

SPEED FALCOのハブを見てみる。

主に自転車整備の時に使っているマグネット皿の底に鋼球が3つ張り付いているのを発見。1つは悪くない程度4mm弱サイズ、2つはかなり表面が荒れた4.7mm前後。

間違いなくベアリングの球なのだけれど、どの自転車のどの部位の物なのかは判別がつかない。使用サイズから逆算すれば小はペダルの物、大きい方はフロントホイールのハブ。
(一般的にはRハブ 6.35mm=1/4、Fハブ 4.7265mm=3/16、ペダル 3.9688mm=5/32)
(参考:http://wakuwaku-jitensha.com/wkj0000684-post/)

まず、近々の整備記録を探るとspeedfalcoに関しては1/26と30にリアホイール、2/6にペダルのハブをOHしている。小さい方はペダルの物でほぼ間違いないので3ヶ月以上玉無しで稼動しているのか・・・(遠い目)(因みに、クロスのFハブは19/7/9(多分)、Rハブは2020/11/7にOH)

知ってしまったからには、使えていると放置する訳にもいかず。ちゃんとしたノギスやハブコンレンチ、スペアの鋼球などの発注・到着を待って検証作業開始。

左ペダル

まずは左ペダルのハブ分解。15mmペダルレンチで外し、軟質プラのキャップを尖った物で外して12mmのナットと15mmの球押しをソケットレンチで外す。

あー・・・グリスまみれの鋼球の数が10と11、やはり1つ足りない。小さいのはこれでFA。

使われているのはおおよそ4mm鋼球。


正常だと両側にそれぞれ5/32サイズ鋼球が11個ずつ入っている。
いったん全グリスを拭き取ってから再度ポリリューブを注入、グリスを別途に塗っておいた球を詰め込んで球押し・ナットを回りを確かめながら固定、キャップをしてこれは終了。
(予断だが、このペダルのナットと球押しは構造上、どちらかだけを固定しておいて相反締めする事が出来ないのだが・・・メーカー出荷時にはどうやって組んでいるのだろうか?)

次はRホイールのハブを分解。
フリー側はそのままで反対側を分解。17mmナット・ワッシャー・スペーサー・ワッシャー・15mm球押しという構成。

外してみると・・・
一見して問題無し。はい、残り2個の余っていた鋼球は消去法でクロスかママチャリのフロントの物という事に。一応データ取りとして寸法を測っておくと
使われている鋼球は片面9個ずつ、サイズはおおよそ6.4mm=1/4という事でダホンの純正ハブのベアリング球も標準的なサイズでした。

この後、グリスを補充して球押し調整に1時間半ほど苦悩して組み上げ、車体にホイール装着して作業終了。クロスとママチャリのハブは・・・気力回復したらね(苦笑)







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